2018/07/27

「Tech Kids School」と子供の眼を守る共同プロジェクト発足

株式会社ジンズ(東京本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:田中仁、以下JINS)と、小学生向けにプログラミング教育事業を行っている株式会社CA Tech Kids(読み:シーエーテックキッズ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上野 朝大)が運営する小学生向けプログラミングスクール「Tech Kids School(テックキッズスクール)」は、”未来を創造していく子どもたちの眼を守る”ための「見る育(ミルイク)プロジェクト JINS×Tech Kids School」を発足いたします。

ICT教育*において眼を守ることの大切さを伝えたい

JINSは、"Magnify Life(マグニファイ・ライフ)=人々の生活を拡大し、豊かにする"というビジョンの元、アイウエアを販売するだけでなく、健康な眼が育まれる社会の実現を目指し様々な活動をしています。
また、CA Tech Kidsは、プログラミングの知識や技術を身につけることをはじめ、設計する力、表現する力、物事を前に進める力などの力を育み、これからの日本の産業を担い、未来を創造する子どもたちを育成、輩出することを目指し活動しています。

近年、子どもたちがパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデジタル機器を学習ツールとして使用する機会が増えています。2020年度より小学校でのプログラミング必修化が決定しているなど、今後教育におけるデジタル機器の存在感はますます増えていくと考えられます。子どもたちの眼を取り巻く環境は、これまでの世代と大きく変化していると言えます。
一方、子どもの視力低下は加速しており、2017年12月に文部科学省が発表した2017年度学校保健統計調査によると、小中学生の裸眼視力1.0未満の割合は過去最高になっており、小学生の実に32.46%が裸眼視力1.0未満で、その割合は40年前と比べると2倍近く増えています。
このような背景から、ICT教育に取り組んでいくためには、親や子どもに光や眼についての知識を提供し、眼を守ることの大切さを伝えていくことが不可欠、という2社の想いが一致。この度の共同プロジェクトの発足に至りました。

「デジタル環境およびICT教育における親の意識調査」

共同プロジェクトの具体的な活動として、まずは実態を明らかにしたいとの想いから小学生のお子様を持つ親を対象に、デジタル環境およびICT教育における意識調査を実施いたしました。調査結果からは3人に1人の子どもがICT教育を受けており、9割の親が眼への影響を気にしていること、デジタル機器使用時の対策に必要性を感じながらも、対策ができていない親が半数以上であることなどが分かりました。(※調査の詳細は別紙リリースをご覧ください)

Tech Kids CAMPで「見る育」講座を実施

また、2018年夏にTech Kids Schoolが開催するプログラミング入門ワークショップ「Tech Kids CAMP(テックキッズキャンプ)」内で「見る育講座」を実施します。子どもたちが、プログラミングに取り組むプログラムの中の休憩時間を利用して、眼と光について学ぶ機会を提供。さらに「見る育ハンドブック」を配布し、家に帰って親子でも眼と光について知識を深めることができるようにサポートします。今回の共同調査、および「Tech Kids CAMP」内での「見る育講座」をはじめとして、今後も継続的に活動していく予定です。

*「ICT教育」は、情報通信技術(ICT)を教育で活用することです。文部科学省では、平成28年文部科学白書で「教育におけるICT(情報通信技術)の活用は、子供たちの学習への興味・関心を高め、分かりやすい授業や子供たちの主体的・協働的な学びを実現する上で効果的であり、確かな学力の育成に資するものです」として、ICTの活用を推進しています

他企業との取組みでさらなる「見る育」の展開を目指すJINS

JINSではこれまでも、将来を担う子どもたちへ向けて「眼に関する正しい知識を伝えること」を目的に、小学校への出張授業や親子向けワークショップを開催するなど、自社で様々な「見る育」の普及活動を行なってきました。
今回のTech Kids Schoolとの協業を皮切りに、さらに多くの子どもたちの健康な眼を育むことを目指し、今後も志を同じくする他企業と協業することも視野に入れ、さらなる活動の推進を目指します。

本取組みにおけるTech Kids Schoolの狙い

Tech Kids Schoolでは、プログラミング言語やスキルを身につけることだけが目的ではなく、テクノロジーを武器として、自らのアイデアを実現し、社会に能動的に働きかけることができる人を育てています。子どもたちがプログラミング学習に取り組む上で、また今後のIT社会を生き抜いていく上でも、デジタル機器の利用は必要不可欠ですが、「デジタル機器の利用が眼や体に悪影響を及ぼすのではないか」という懸念は、多くの保護者様が感じておられることだと思います。Tech Kids Schoolでは、未来を創造していく子どもたちが、今後も健康的に学習を続けるための環境をつくるべく、本取り組みを通じて解決策を提示してまいります。