EYE CARE

春の美容とコンタクトの敵!花粉症シーズン到来です。

前回はどちらかというと花粉症ではないコンタクト装用者向けに花粉対策と花粉症予防についてご説明しました。今回は花粉症の方でコンタクト装用者の方へ。せっかく暖かくなって気分も晴れやかになる春、花粉症を完全に抑えることは難しいですが出来る限り快適に過ごすためのポイントをご紹介します!

1月下旬~6月中、目のかゆみや大量の鼻水・くしゃみなどが起こります

あなたの花粉症のピークと治療等対策開始時期は?

花粉症は春がシーズンとお考えの方は多いと思います。春の花粉症はスギ花粉とヒノキ花粉に大きく大別できます。スギ花粉のピークは毎年2-4月頃ですが、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から5月中、それぞれのピークには1.5か月程ずれがあります。また、花粉症はピーク時から薬を服用しても薬の効果が出にくく、ピークが始まる前に服用を始めるのが効果的とされています。花粉症対策は冬のうちから、タイミングを逃さないようにしましょう!

コンタクトレンズと花粉症

前ページで花粉飛散時期のコンタクト装用者はワンデータイプのコンタクトレンズと花粉症対策用メガネの使用をおすすめしました。花粉症の方はそれ以外に、花粉症治療用目薬を使用されると思います。花粉症用の目薬でソフトコンタクト装用時に使用できるものは少なく、ほとんど併用不可の指定があります。その点には注意が必要です。コンタクト装用可能となっているか、添付文書やパッケージを確認の上ご使用ください。コンタクト装用使用不可となっている目薬は、点眼してから5-10分程度経ってからコンタクトを装用してください。

その他の花粉症を悪化させないために

①マスクや花粉症用ゴーグルを使用する

②体調の悪いときは無理に外出しない

③タバコやアルコールを控える。

④規則正しい生活を心がける。(過労、睡眠不足を避ける)

⑤うがい・手洗い・室内の清掃をしっかり行う

かゆみが出たら我慢せずに、早めに目薬を使用する。花粉症対策におすすめ目薬はこちら

  • 第3類医薬品

    ロートアルガードコンタクトa 13ml

    かゆみを元から抑える成分、角膜保護成分、代謝を促すビタミン成分配合です。
    カラーコンタクトレンズを除く全てのコンタクトに使用可能。クールタイプ。

  • 第3類医薬品

    スマイルコンタクトEX
    AL-Wマイルド 12ml

    防腐剤フリー

    かゆみを元から抑える成分、角膜保護成分、代謝を促すビタミン成分配合です。
    さらに抗炎症成分と目の疲労回復を高めるアミノ酸成分配合。
    カラーコンタクトレンズを除く全てのコンタクトに使用可能。刺激の少ないマイルドタイプ。

  • 第2類医薬品

    ロートアルガードクリアブロックZ

    かゆみを元から抑える成分、さらにアレルギーの症状を抑える成分、炎症の原因物質の生成を抑制し炎症症状を抑える成分配合。一般のアレルギー点眼剤で十分な効果を得られなかった方へ。クールタイプ。
    ※既承認一般用眼科用薬中(平成27年6月現在)

    以下の方はご使用頂けません。
    コンタクトレンズ装用中、7歳未満、妊婦、授乳中、点眼薬と併用時、運転操作(眠気)

商品名 かゆみ止成分 炎症を抑える 抗アレルギー成分 強い痒み・炎症止め ビタミン成分 角膜保護成分 疲労回復成分
ロートアルガード
コンタクトa 13ml
スマイルコンタクトEX
AL-Wマイルド 12ml
ロートアルガード
クリアブロックZ

非ステロイド抗炎症薬-医療用医薬品と同等の強さを持つ抗炎症薬
★はスイッチOTC薬
医療用から一般用に切り替えた医薬品です。成分は医療用医薬品と同等になります。

こんな時は無理せず医療機関を受診しましょう

花粉の時期に症状が出る・あまり酷くならず我慢が出来る・市販のアレルギー点眼薬で症状が抑えられる等から自己判断で花粉症と判断して医療機関を受診されない方がいらっしゃいます。花粉症の症状が出た方は一度医療機関を受診し、ご自分のアレルギー症状に関して詳しく診てもらう事をおすすめします。原因がきちんと把握している方が花粉対策もしやすくなります。

また、花粉症以外の目の病気にかかっていらっしゃる方、年々花粉症の症状が酷くなる方やアトピー性皮膚炎や喘息など花粉症以外のアレルギー体質がある方(特に小児)は、できるだけ花粉シーズン前に医療機関を受診しましょう。

コンタクトレンズを快適にお使いいただくために

コンタクト装用中に疲労感が続き頭痛がするなどの症状がある場合は、
レンズの左右を間違えて装用、または度が強すぎる等でレンズの度数が合っていない事が考えられます。
コンタクトレンズの度数は、普段良く見るものの距離に合わせてきちんと調節することが大切です。
普段デスクワークが多く、近いものをよく見る方はそこまで度数を強めにする必要はありません。
気になる症状がある方は、コンタクト定期検診で眼科医に相談し、
ライフスタイル合わせた度数に調整して貰いましょう。